
個人開発はたくさんの人によって支えられてるということ。
誰かの書き残したエラー解決の一文に、何度救われたことか。
こんにちは、YAMAです。
今日は、日頃から感じている「個人開発がどれだけ見えない支えによって成り立っているか」について、少し語ってみたいと思います。
最近、身近に「ちょっとしたwebアプリを個人で作ってリリースした!」という人がいたんですよ。
機能設計からデザイン、フロントエンド、バックエンド、デプロイまで全部一人でやった……と言っていたんですが、ふと思ったんです。
「本当に ひとり でやったのか?」
そもそも一人じゃ環境すら整わない
- Spring Boot
- TypeScript
- Vite
- Tailwind CSS
- PostgreSQL
- Docker
- GitHub
- Vercel / Railway / Firebase などのデプロイ先
- IntelliJ / VSCode / Postman / DBeaver…
思いつくだけで、開発に関わるものがいくつもの他人の努力で成り立っているんですよね。
しかも、それぞれが無料またはOSSで使えて、困ったらQiitaやStack Overflowに答えが落ちてたりするんですよね。
つまり「一人で開発した」の中には何百人、何千人の知恵や手間が勝手に同乗しているという事実があります。
ライブラリを使うということは、他人の肩に乗ってるということ
何気なく使っている使ってるframeworkなどは
誰かがメンテナンスをし、バグを潰し、リリースしてくれているから安心して使えるわけです。
たまに「バージョン変えたら壊れた!」とか文句言いたくなるけど、「無償で公開してるコードに文句を言うって何様なん?」と自分にツッコミたくなる瞬間もあります。
個人開発は、世界との共同作業
「一人で作った」と思ってたものが、実は無数の開発者とのコラボレーションの上に成り立っている――
そう考えると、めちゃくちゃ温かくないですか?
OSS文化ってすごいし、世界中の誰かがコードを書いてるから、
自分も今日コードが書けている。
その連鎖に参加できること自体が、ちょっとした奇跡です。
個人ブログの備忘録の偉大さ
開発中に詰まったとき、まずやること。 それは……Google検索。もはや反射的にやりますよね。
でも、公式ドキュメントには載ってない。 英語のStack Overflowでもイマイチ理解できない。 そんなとき、現れるのが――誰かの個人ブログです。
「これ完全に俺と同じやつだ…!」
「神。救われた。」
「えっ、Qiitaに1いいねだけ付いてるこの記事…マジで命綱」
こういう経験、誰しもあるんじゃないでしょうか。
技術ブログの多くは、「未来の自分」のために書かれた備忘録です。
でも、それが結果的に、「未来の誰か」を助けているんですよね。
書く側にまわって初めて気づくこと
実際、自分も備忘録を書いて気づいたんですが、
- 完璧じゃなくていい
- 雑なまとめでもいい
- 思い出したように書きなぐったコードでもいい
そういう記事が、ある日誰かを救うことだってあるんです。
あなたが詰まったことは、未来の誰かも詰まることだから。
それでもリリースまで持っていくって、マジですごいこと
やっぱりそれを加味しても個人開発って、やろうと思っただけで尊い。
でもそれをリリースまで持っていくのって、ほんっっっとうに大変。
- 仕様もUIも設計もすべて自分
- テスト、バグ修正、デプロイも全部自分
- 平日夜や休日を削ってコードを書く
- モチベーションの波と戦う
- そして誰にも気づかれず埋もれるかもしれない
でも、それでも完成させて世に出した人は、すでに偉業を成し遂げてます。
自分のプロダクトを世に出した人は、全員すでに偉い
- ダウンロードされなくても
- 使われなくても
- SNSでバズらなくても
「出した」という事実だけで、めちゃくちゃ偉い。
なぜなら、それがなければ「誰かに届く」可能性すら生まれないからです。
個人開発は、一人だけど、一人じゃない
たった一人で始めた開発でも、
- 誰かのブログに助けられ
- 誰かのGitHubを参考にし
- 誰かの苦労に肩を借りながら
進んでいます。
だからこそ、感謝を込めて、自分も誰かの役に立つ何かを残したい。
そしてもし、この記事が少しでもあなたの背中を押せたのなら、
僕の開発もまた「誰かに支えられた個人開発」だったってことになります。
最後に:あなたの備忘録が、明日の誰かを救う
迷ったら書こう。
詰まったら記そう。
だって、個人開発は、たくさんの誰かに支えられてるんだから。
Special Thanks
最後に、今日もnpm installで爆速に依存関係を解決してくれた全てのOSSに感謝を。
Stack Overflowやqiitaなどに回答を書いてくれた見知らぬ誰かに感謝を。
こんな記事を読んでくれてるあなたにも、もちろん感謝です。