
初めてのインターンで感じた「開発のリアル」
コードを書くことだけが、開発じゃない。
そんな当たり前を、身をもって知った夏。
こんにちは、YAMAです。
今回は、僕がインターンで学んだことをまとめます。
実は今回のプロジェクト、ウォーターフォール型の開発(V字モデル)で進められていました。
普段は個人開発で「思いついたら作る!」スタイルだった僕にとって、これはかなり新鮮な体験でした。
V字モデルを肌で感じた
開発は大きく、「左の谷」=設計工程と 「右の谷」=テスト工程 で構成されています。
- 左側:要件定義 → 外部設計 → 内部設計
- 右側:単体テスト → 結合テスト → 総合テスト
今回のインターンでは、まず要件定義からスタート。
「クライアントが何を望んでいるか」を整理し、仕様として落とし込みます。
次に画面設計やシステム設計。
ここで思ったのは、**「この時点で8割が決まる」**ということ。
設計に時間をかける理由が、ようやく理解できました。
「要件定義は翻訳作業だった」
クライアントの要望は、システム用語に直さないと開発は進みません。
「こうしたい」を「どんな画面で、どんなデータを扱って、どんな結果を返すのか」に変換する。
これは、まさに翻訳作業でした。
ここで痛感したのは、エンジニアには質問力が必要だということです。
クライアントの意図を正確に汲み取るためには、ただ聞くだけではなく、深掘りしていく必要があります。
「画面設計はユーザー目線の戦いだった」
見た目だけじゃなく、操作の流れをどれだけ自然にするかがカギ。
ボタンの位置、メッセージの文言ひとつでユーザー体験は変わります。
「使いやすさ」はコードじゃなく、この段階で決まるんだなと感じました。
「コードを書くのは、最後の最後」
V字モデルの“左側”をすべて終えてから、やっとプログラミング。
しかも、右側のテスト工程で全部確認されるので、設計の甘さはすぐにバレます。
「開発=プログラムを書くこと」という思い込みは、この瞬間に崩れました。
インターンで得たもの
今回の一番の学びは、**「チーム開発は設計とコミュニケーションで決まる」**ということ。
個人開発では軽視しがちな工程が、実は最も重要でした。
そして、ウォーターフォール型開発の良さも理解できました。
「計画して、その通りに作る」というシンプルさは、初学者にとって学びやすいモデルです。
これからの開発に活かせる経験がたくさん詰まったインターンでした。
終わりに
インターンは、ただの実務体験じゃなく、「エンジニアとは何か」を考えさせる場でした。
次はアジャイルやスクラムも経験して、さらに視野を広げたい。
そんな気持ちでいっぱいです。
これからも、学び続けていきます。
以上YAMAでした。