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今週の余談:先を行く人と話すということ。
2025-06-02

今週の余談:先を行く人と話すということ#

「話す」という行為は、思っている以上にすごい力を持っている。
たとえそのゲームにバグがあっても、熱は伝わる。

こんにちは、YAMAです。
新しく、今週の余談というコーナーを設けようかと思います。

ということで第一回は先週にあった、「ゲーム開発をしている人が来た」ことについて話していこうかと思います。

ゲーム開発をしている人に話を聞いた。#

まず最初に見たのは卒業研究の動画でした。
実際に遊んだりしたので知ってはいたんですが、企業向けに作られたプレゼンを見て、「なるほどなぁ」みたいな部分や研究要素としての部分などが見れたので良かったかなと思っています。
そして次に、今現在進行形で作っているというホラーゲームについてのお話に。

Unreal Engine製で、プレイさせてもらったんですが……正直、ゲームとしてはまだまだ未完成。バグも多く、デモというよりは“開発途中の現場を覗かせてもらった”という感じ。

でも、それでいいんです。
むしろその途中だからこそ、面白かった。
いろんなバグがいて、「足場判定が無く空中に放り出される」「アイテムの挙動が変」だったり、なかなか面白いことにはなってました。
自分がデバッグしてる感覚があって新鮮ではありました。

話してもらうって、すごいこと#

人の作ったものを見るだけでも学びはあります。
でも、実際にその人の「声」を聞くことで得られる情報って、それ以上に深い。
つまずいた話、こだわった話、想像と違った話。
どれも生々しい現場の温度があって、聞いているこっちも自然と熱が伝わってくるんです。
「話す」って、思っている以上にエネルギーがあるんですね。
未完成でも、上手く動かなくても、その熱量がある限り、人は引き込まれるんだなと思いました。

先を行く人と話すことの大切さ#

今回話をしてくれた先輩は、年齢的にはそこまで離れていないけれど、
「開発者」としての歩みは確実に何歩も先に進んでいる人でした。
しかもその人は、ただ完成品を見せてくるわけじゃない。
「うまくいかない話」も、「迷ってるところ」も全部含めて、こちらに語ってくれる。
それって、すごくありがたいことです。
「完成してからじゃないと見せられない」と思いがちだけど、
途中だからこそ話せることがあるし、途中だからこそ伝わる熱もある。
話す相手が先を行く人であることで、
自分の視点が少し広がって、気持ちが少し前に進む。
そんな経験でした。

今週の余談まとめ#

未完成でも、熱量があれば伝わる。
ハードもソフトも、作りたいならやってみればいい。
話すことは、すごい力になる。
先を行く人と話せるだけで、道が見えてくる。

ということで、今週の余談でした。
技術の話でも、失敗の話でも、「話す」という事の力を実感した日でした。
それではまた来週。

以上YAMAでした。

ちなみに#

卒業研究では“人生ゲーム+メダルゲーム”を作っていました。
内容はなんと、「人生ゲーム」と「メダルゲーム」を合体させた物理×デジタルの融合マシンでした。
メダルが入り、特定の場所にメダルが入ると人生ゲームが動くといった構造になっています。
シンプルに「やってみたい」と思わされる内容。
しかも、この筐体、全部自作。3Dプリンタや金属カッターを使って、内部のギア、レール、外装までガチで組み上げているという力技。
いや、もう研究というか、もはや「個人開発のテーマパーク」って感じ。
当然のように物理的なトラブルもあったらしいですが、それも含めてめちゃくちゃ面白かったです。
作った方のX(旧twitter)のリンク
[ T a T さん]
https://x.com/TaT12364250