
初めてのOSS参加で知った「世界の広さ」
自分のコードが、知らない誰かに届く。
それだけで、ちょっと誇らしい。
こんにちは、YAMAです。
今回は、僕が初めてOSS(オープンソースソフトウェア)に参加した時の体験を、備忘録がてら残しておこうと思います。
Proj/airiとの出会い
ある日、Githubでmoeru-aiというプロジェクトを何気なくクリックしたのが始まりでした。
機械学習やチャットボット技術、さらにはWeb技術も組み込まれていて、「これ…まさに全部盛りじゃん!」と好奇心が爆発。
さらには、Vtuberのような女の子と会話できるという要素もあり、これは日本人としての萌えの心に火がつきました。
でも、当時の僕はGitHubのIssueにコメントを残すのも緊張するような初心者で、Pull Requestなんて夢のまた夢。
「でも、やってみないと始まらない!」と勇気を出して、Issueを一つ書いてみました。
思ってたより、全然むずい
最初のうちは、プロジェクトの構成が全くわからない。
ファイルの量、ライブラリの数、処理の流れ、すべてが桁違い。
新たな言語Vue.jsや、AIの学習モデルなど、初めて触るものばかり。
他にも言語の壁もあり、英語のドキュメントを読むのも一苦労。
でも、不思議と「やめたい」とは思わなかった。
むしろ、気づいたら夢中でコードを読んでいたし、IssueやPRのコメント欄を追いかけては、「こんなふうにやりとりするんだな」と学びまくってました。
そして、Pull Requestを出す
ロードマップに書かれていた「最初ユーザーにプロバイダー設定を促す画面を作成する。」というタスクに取り組むことにしました。
Vue.jsのコンポーネントを使って、プロバイダー設定の画面を作成。
最初は、Vue.jsのコンポーネントの構造や、CSSのスタイリングに戸惑いましたが、少しずつ理解が深まっていきました。
そして、コードを書き終えたら、GitHubのPull Requestを作成。
「これで、みんなに見てもらえる!」とドキドキしながらも、どこかワクワクしていました。
そして、レビューを受ける
Pull Requestを出した後、プロジェクトのメンバーからレビューが来ました。
最初は「これ、全然ダメだな…」と落ち込むこともありましたが、レビューを通じて学ぶことが多かったです。
「ここはこうした方がいいよ」とか「この部分はもっとシンプルに書けるよ」といった具体的なアドバイスをもらい、少しずつコードが良くなっていくのを実感しました。
レビューを受けることで、自分のコードがどう改善できるかを学ぶことができました。
達成感と、その先にあるもの
最終的に、自分で書いたコードがMergeされたときは、**「これ、本当にあのプロジェクトに貢献できたのか!?」**と信じられないくらい嬉しかったです。
画面に映る自分のIDと「Merged」の文字。
それだけなのに、心が震えた。
でも、その達成感と同時に気づいたのが――「上には上がいる」という現実。
コードの見通しの良さ、命名の丁寧さ、リファクタリングの工夫。
もう、「これはレベチだな…」と、感動を超えて尊敬に至るレベル。
OSSって「学びの宝庫」だった
この経験を通して、OSSは「公開されたコードの集合体」なんかじゃなく、世界中の技術者とつながる場なんだって実感しました。
- 自分の技術を試せる場所
- 世界の技術力に触れられる場所
- 一緒に何かを作る喜びを味わえる場所
その全部が、ここにある。
最後に
OSSに初めて参加したことで、僕の中の「開発者」という意識が大きく変わりました。
ただコードを書くだけじゃなくて、「そのコードが誰かの手に渡る」という実感が生まれると、モチベーションの質が変わります。
これからも挑戦していきたい。
そう思える出会いでした。
もし、この記事を読んでいるあなたもOSSに興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
きっと、あなたの世界も広がるはずです。
以上、YAMAでした。